各種手続き
所持方法と手続きの概要
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銃砲所持の原則
日本においては、原則として何人も銃砲を所持することはできませんが、 例外として、標的射撃と狩猟・有害鳥獣駆除等の目的で所持することができます。 標的射撃では、(公社)日本ライフル射撃協会の会員で、国際競技会や国民体育大会等の選手 または候補者として適当であると認められる者が所持をすることができます。
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ライフル射撃競技用銃砲の所持の方法
(1)ライフル射撃競技には、銃砲刀剣類所持等取締法による所持許可の必要な銃砲を使用するものと、許可が不用のものがあります。
(2)所持許可の必要な銃砲を所持しようとするときは、推薦書(空気銃を除き)が必要です。
(3)(公社)日本ライフル射撃協会の会員でなければ推薦書は発行されません。
(4)推薦書は、(公社)日本ライフル射撃協会の加盟団体(都道府県ライフル射撃協会)を通じて申請することができます。
許可が必要な銃砲の種類
下記の5種類の銃砲は、銃砲刀剣類所持等取締法による所持許可が必要となります。
- 公安委員会での手続き
- エア・ライフル所持手続き
- エア・ピストル所持手続き
- ライフル所持手続き
- ピストル所持手続き
- 年少者の練習に関する手続き
- 推薦手続き
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修了証明書の取得の流れ
銃砲を所持するためには、まず公安委員会(最寄りの警察署)がおこなう猟銃等講習会(初心者講習会)を受講し、 講習修了証明書を交付されることが必要です。
公安委員会が行う、猟銃等講習会(初心者講習会)の開催回数は都道府県により異なっていますので、 直ぐに受講できない場合があります。 -
許可証の取得の流れ
銃砲の所持許可申請には、猟銃等講習会修了証明書の添付が必要です。 更に、ライフル銃等については当協会が手続きを行う(財)日本体育協会等の推薦書の添付も必要です。 14歳から17歳の年少者が空気銃、空気けん銃の所持をする場合は、 当協会が手続きを行う(財)日本体育協会の推薦書が必要です。
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エア・ライフル所持の方法
エア・ライフルを所持するには、以下のような手続きが必要になります。
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エア・ピストル所持の方法
エア・ピストルを所持するには、以下のような手続きが必要になります。
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ライフル所持の方法
ライフルを所持するには、以下のような手続きが必要になります。
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装薬けん銃所持の方法
装薬けん銃を所持するには、以下のような手続きが必要になります。
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年少者の練習に関する手続きの方法
・ 年少者が指導者の銃砲(エア・ライフル、エア・ピストル)使用する場合には、年少射撃資格が必要です。
・ 年少射撃資格は、満10歳から18歳未満の年少者が対象です。
・ 年少射撃資格の認定制度は、指導者が所持する指導用空気銃、指導用空気けん銃を使用して、競技会参加、練習をおこなう制度です。
・ 年少射撃資格による年少者が使用できる銃砲は、予め指導者が指導用銃砲として許可を得ているものに限られます。
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銃砲所持の推薦制度の手順
標的射撃用銃砲の推薦を受けたい場合は、下記になります。
※詳細は都道府県ライフル協会にお問い合わせください。
推薦状の発行される年齢条件(参考)
区分 | 一般者 | ライフル協会の推薦がある場合 | ||
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一般者推薦 | 低年者推薦 | 所持制限数 | ||
空気銃 | 18歳以上の方は推薦は不要 | 18歳以上の方は推薦は不要 | 14歳~17歳 | なし |
ライフル銃 | 推薦がなければ所持できない | 20歳以上 | 18歳~19歳 | なし |
空気けん銃 | 推薦がなければ所持できない | 18歳以上 | 14歳~17歳 | 500人 |
けん銃 | 推薦がなければ所持できない | 18歳以上 | なし | 50人 |
推薦状の発行される技能条件(参考)
区分 | 推薦の区分 | 技能条件 (日本ライフル射撃協会の段級位) |
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空気銃 | 低年者推薦 | 空気銃、ビームライフルの立射段位で、3段以上 |
ライフル銃 | 低年者推薦 | 都道府県ライフル射撃協会へお問い合わせください |
一般者推薦 | 空気銃他の段位で、5級以上 ※ | |
空気けん銃 | 低年者推薦 | 空気銃、ビームピストル他の立射段位で、初段以上 |
一般者推薦 | ||
けん銃 | 一般者推薦 | 空気けん銃の段位で、4段以上 |
※ライフル銃の技能条件は、都道府県ライフル射撃協会ごとに、5級以上の段級が定められています。